「セミナー」とは?カタカナ英語としての使われ方を解説
カタカナ英語の「セミナー」は、特定の分野・テーマに関する知識を持つ講師や専門家による講義を受けるイベントを指す。主催の進行役(講師、専門家など)は業界の
最新情報やノウハウを提供し、参加者は聴講して学ぶというスタイルが一般的。講義後に参加者による質問の機会を設けたり、意見交換や討論を行ったり場合もある。
ちなみに、オンラインで行われるセミナーのことを「ウェビナー(webinar)」と呼ぶ。これは「web(ウェブ)」+「seminar(セミナー)」の造語。ウェビナーについては以下の記事で詳しく解説。
就活生を対象とした業界情報や就活のノウハウを提供する場を「就活セミナー」という。主に合同企業説明会や学校内で開催されるイベントで、自己分析の仕方、エントリーシートの書き方、面接対策(回答や面接マナー)、企業・業界研究などが行われる。
英単語のseminarの意味
英表記 | seminar |
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発音 | sémɪnɑ̀ːr セミナー |
意味 | 名詞 ① (大学の)ゼミナール、ゼミ、(少人数の)演習 →大学で、教授の指導のもとに少人数の学生が、特定の分野・テーマについて討論や発表を行う方式のクラスのこと |
名詞 ② (特定の論題に関する)研修会、講習会、勉強会、セミナー host a seminar(セミナーを開く) |
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名詞 ③ (ゼミの)演習室、ゼミナール室、研究室 |
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名詞 ④ (大学の)研究科、大学院課程 |
関連語 | webinar |
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意味 オンラインセミナー、インターネット(ウェブ)を通じてのセミナー 「web(ウェブ)」+「seminar(セミナー)」の造語 → ウェビナーの解説 |
ゼミナール(seminar)
・ドイツ語では同じ「seminar」というスペルで「ゼミナール」と読む
・ゼミナールを略して「ゼミ」と呼ばれることが多い
セミナーとゼミナールの違い
もともとの単語は同じ「seminar」であるが、主に社会人を対象とした特定の論題に関する研修会を「セミナー」、大学で行われる演習は「ゼミナール(ゼミ)」と呼び分けている。
大学で行われる演習は「ゼミナール」と呼び、「セミナー」とは言わない。ゼミナールは上述の通り、大学で、教授の指導のもとに少人数の学生が、特定の分野・テーマについて討論や発表を行う方式を指す。
セミナーとワークショップの違い
ワークショップ(workshop)は、「作業場」や「(小規模の)研究会」という意味の単語で、参加者が主体となる体験型の研究会のこと。参加者同士で意見交換や情報交換をして知識を深めたり、講師がいる場合はレクチャーやサポートを受けて作業をしたりスキルを伸ばしたりする。
対して、「セミナー」は、講師や専門家から情報やノウハウを提供してもらうことを主体とするイベントである。参加者同士のコミュニケーションの機会は少なく、基本的に聴講がメインとなる。「ワークショップ」では参加者が実際に作業をしながら学んだりスキルを高めたりするのが主体となるため、進め方が異なる。
また、「セミナー」は数時間〜1日という短い時間で完結する場合が多い(数日に分けて開催される場合もある)のに対し、「ワークショップ」は数日から数週間という長い
期間で行われることが多い。
ワークショップ(workshop)の単語の意味については以下の記事で詳しく解説。
- スーパー・アンカー英和辞典 第5版 学研
- エースクラウン英和辞典 第3版
- ジーニアス英和辞典 第6版
- ウィズダム英和・和英辞典 2
- オーレックス英和辞典 第2版新装版
- 現代国語例解辞典 第五版
- 新明解国語辞典 第七版
- 三省堂国語辞典 第七版
- 広辞苑 第七版
- 旺文社 標準国語辞典 第八版
- カタカナ表記はエースクラウン英和辞典 第3版を参考
- 発音の音声は音読さんで作成