カタカナ英語

マッチポイント(match point)の意味・発音、カタカナ英語としての使われ方を解説

マッチポイント(match point)の意味、カタカナ英語としての使われ方を解説

「マッチポイント」とは?カタカナ英語としての使われ方

カタカナ英語の「マッチポイント」は、スポーツ競技の終盤戦で、勝敗を決する最後の1点を指す。テニス、バレー、バドミントン、卓球などのラリーポイント制の競技において、1ゲームや1セットを取得するための最後の1点を「マッチポイント」と呼ぶ。「セットポイント」ともいう。

マッチポイントの条件は競技によって異なるが、ラリーポイント制の競技の場合、規定の得点に先に達したそのゲームやそのセットを取得するルールであることが多い。呼称は競技によって異なるが、1回のゲームのまとまりのことを「1セット」や「1ゲーム」と呼び、その1セットや1ゲームを取得できるまであと1点の状態をマッチポイントと呼ぶ。

両チームともが規定の得点よりも1点少ない状態となることを「deuce」といい、カタカナ英語では「デュース」または「ジュース」と呼ばれる。デュースになった場合は、2点差がつくまで(どちらかが2得点を連取するまで)試合が続く。デュースになっていない状態(2点差以上ある状態)であれば、先に規定の得点に達した側がそのセット(ゲーム)を取得できる。

競技によってはマッチポイントに上限が設けられている場合もあり、例えばバドミントンは21点先取制だが、マッチポイントが続いた場合、30点目を先に取得したほうが勝利となる。

  • 6人制バレーボール
    ・1セット25点先取制
    ・5セットマッチ
    └ 3セット取得したチームが勝利となる
    └ 24点対24点となるとデュースとなり、先に2点差をつけたほうが1セットを取得できる
    ・5セット目(フルセット)までもつれ込んだ場合、5セット目は15点先取で勝利となる
    └ 14点対14点となるとデュースとなり、先に2点差をつけたほうが1セットを取得できる
  • バドミントン
    ・3ゲームマッチ
    └ 2ゲーム取得したほうが勝利となる
    ・1ゲーム21点先取制
    └ 20点対20点となるとデュースとなり、先に2点差をつけたほうが1ゲームを取得できる
    ・マッチポイントが続いた場合、先に30点に達したほうがゲームを取得できる
  • 卓球
    ・7ゲームズマッチは先に4ゲーム、5ゲームズマッチは先に3ゲーム取得すると勝利となる
    ・1ゲーム11点制
    └ 10点対10点となるとデュースとなり、先に2点差をつけたほうが1ゲームを取得できる

英単語のmatch pointの意味

英表記 match point
発音 mǽtʃ pɔ́int
イント
意味 名詞
① [スポーツ競技で]勝負を決する最後の1点
② 最後の1点を争う場面、次に得点すると勝利が決まる状態
関連語 match
発音 mǽtʃ

意味
【名詞】
① 試合
② 競争相手、好敵手
③ [〜と]似合いの人、よくつり合う人
④ よく似た人(物)、そっくりな人(物)
⑤ [単数形で]適合、調和
⑥ 〈やや古風な表現〉結婚、縁組
【他動詞】
① 〜と調和する、合う
② 〜と一致する、 〜と合致する
③ [人、物など]〜を組み合わせる、引き合わせる、適合させる
④ 〜に見合う、〜に適したものにする
⑤ 〜に匹敵する、〜と対等である
⑥ 〜を〜と対抗(競争)させる
【自動詞】
① 調和する、釣り合う
② 一致する、 合致する、そろっている
参考辞書:
  • スーパー・アンカー英和辞典 第5版 学研
  • エースクラウン英和辞典 第3版
  • ジーニアス英和辞典 第6版
  • ウィズダム英和・和英辞典 2
  • オーレックス英和辞典 第2版新装版
  • 現代国語例解辞典 第五版
  • 新明解国語辞典 第七版
  • 三省堂国語辞典 第七版
  • 広辞苑 第七版
  • 旺文社 標準国語辞典 第八版
発音について:
  • カタカナ表記はエースクラウン英和辞典 第3版を参考
  • 発音の音声は音読さんで作成
ABOUT ME
稲垣 健太(ケンタトニック)
■経歴
平成8年にボーイスカウトの活動でハワイに2週間滞在し、現地でのキャンプとホームステイを経験
平成17年に関西外国語大学外国語学部英米語学科を卒業、学士号(英語学)を取得
平成18年にHMVジャパン株式会社に契約社員として入社、洋楽ロックやジャズなどの販売を担当
平成22年に同社を退社
平成23年にフリーランスのWebライターとして開業し、在宅ワークでWebライティング業務を請け負う
現在はWebディレクターとして企業のオウンドメディアの運営を請け負い、日本語記事の執筆・編集のほか、英語記事の編集も行う
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